11月1日、1泊2日の日程で、今年も宿泊イベントの締めくくりとなる「シングル・ドカティ・ラリー」が開催されました。
クラブの年間イベントも、残すところあと2回のラウンドツーリングのみとなり、「今年もいよいよ終わりか…」と感慨にふける季節となりました。
また、年間を通しての総合ポイントで争われるグランドチャンピオンにとっては、大きなポイントを獲得できる最後のチャンスでもあります。
今年のスプリングランで初めて?シングルに跨ったフライングホヌ氏と、すっかりドカティ・シングルの魅力に取り憑かれた旅ガラS氏の、グランドチャンピオン争いの行方にも注目が集まりました。
そして、GRUPPO R.S.の看板イベントのひとつであるこのラリーには、総勢24名が参加しました。




11月1日 集合30分前に到着しましたが、競技のスタート地点となるレイクエコーの駐車場は既にひとっ走りしてきたかの様な雰囲につつまれていました。


もう何十年とこの光景を見てきましたが、沢山のシングルドカティが並ぶ姿は圧巻です。
スタート場所からレストランへ移動、先ずは腹ごしらえ。


パスタにデザート、さらにサラダのビュッフェまで揃ったランチでお腹を満たしながら、競技の説明が行われました。
10月に開催された「市区町村ナンバーラリー」以降、競技のタイム計測システムが一新され、今回もその新システムを使用。
従来のバーコード方式からQRコード方式へと変更されたため、参加者にはそれぞれ専用のコードが印字されたステッカーが配布されました。


ラリーの形式はこれまでと変わらず、北浦の周囲をぐるりと回るおよそ80㎞のコースを、4区間に分けて競技が行われました。
今回は参加人数が多かったため、スタート時の混雑を避ける目的で4つのグループを設定し、それぞれ時間差スタートとしました。
また、幹事の二人が全区間を先行オフィシャルとして走行し、運営をサポートしました。


1区間がおよそ20㎞と比較的短いため、逆にペースをつかむのが難しいコース設定となりました。
さらに、4グループには「スタート10秒前まではエンジン始動禁止!」という新ルールが突如発表され、1区目のスタートは大混乱。
慌ててキックを踏む音や、エンジンのかからない焦りの声があちこちで響き渡る、波乱の幕開けとなりました。
なかなかの緊張感です。
私はDグループで最後のスタートだったため、直前まで他のメンバーのスタートの様子をビデオに収めていました。
ところが、自分の番になるとバイクのエンジンがなかなかかからず、思わず焦ってしまいました!

1区はレイクエコーをスタートし、道の駅潮来までの区間。
連休初日で朝から好天に恵まれたこともあり、交通量はやや多めでした。
途中で何台か仲間のバイクを抜いて先頭に出たものの、左折ポイントを間違えてしまい、Uターンするのにかなり先まで行くはめに。
ついでにバイクを降りてミラーの調整も行いましたが、さすがにポイント到着は私が最後になってしまいました。
この“時間調整”が吉と出るか凶と出るか……結果は見事に“凶”でしたね。
なお、レイクエコーまで自走で参加された方々のバイクには、ぼちぼち小さなトラブルも発生していたようです。

ラリー初参加のおうもさんのイエロー・デスモに、早くもトラブル発生。
フランジが緩み始めてしまいました。
ほとんどの参加者が各種工具を携行されていますが、さすがにフランジレンチとなるとなかなか……。
――いました! フランジレンチを持っている方が!!
しかもその持ち主は、自宅から何時間もかけて自走で参加されたベテラン。
長距離を走るうえでのリスクを考え、装備がまるで違います。さすがです。
フランジは増し締めを行い、ワイヤーロックを施して作業完了。
無事、再スタートとなりました。

今回トラブルらしいトラブルはこれ位でしたね。
2区のコンビニは昨年は逆方向から来た場所です。





フランジレンチを携行していたKさんのイエロー・デスモ。
何年も乗り続けてこられた証があちこちに見られる、味わい深い一台です。
本当に良い雰囲気ですね。
さて、ラリーも残すところあと二区間。
3区は、北浦を間近に眺めることができる安塚公園の駐車場です。
今回の区間の中でも、私が一番楽しみにしていた場所。
予想通り、とても良いポイントでした。
桜でしょうか。春には花見の人でにぎわう場所なのでしょう。
静かな湖畔の景色に、季節を想像しながらしばし見入ってしまいました。






さて無事に4区間を走り終えましてラリー終了、楽しい夕食と結果発表となりました。



毎回楽しみな参加賞は、ナイロンのジャンパー。
薄手の素材ですが風を全く通さず、本格的に寒くなり始めた時期には丁度良いものです。

翌朝着用して集合写真の撮影となりました。

2025シングルドカティラリーの結果はこちら

1位

1位
今年は同率で優勝が2名に

3位
以上上位の3名でした。





















新しいオーナーへと、バイクはこれからも受け継がれていきます。
オフィシャルとして運営に徹してくださったスタッフの皆さん、そしてイベントの企画・準備、本当にありがとうございました。
参加された皆さんも、お疲れさまでした!
また次回、一緒に走りましょう!!

