スーパーラウンドラリー3日目
ラリーも中盤、そろそろ優勝者が見えてくるところ。
今回の為にバイクを購入し、決して自分のペースを崩すことなく走った結果、独走状態で優勝は間違いないK嶋氏は4日目の競技に参加しない為に、優勝の機会を次回に持ち越す事となる。
続くは一文字さんのGX250さらにキタノホマレノのシルバーショットガン、そしてG藤さんのGSX。
常に上位に食い込むS藤さんのドカティモンツア、旅ガラスさんのアエルマッキはやや苦戦。
他にもベテラン勢が上位を占めているので、まだ誰が優勝するかわからないけれど、下の方はほぼ確定。
1区目宿をスタートして暫くいったところで、U代さんのイエローが路肩に停車。
突然失火という事で原因を調べるが、原因究明は容易ではなく結局トランポへの積載となった。
2区青森県酸ケ湯からのスタート、夏休みに入り観光客が多い。
この区間は景色も良さそうなのでのんびり走ろうと早めにスタートすると、なんと10キロも行かない所で2区のチェックポイントになっていた。
どうやら何かあったようだ。ぎらぎらさんが単独でアクシデントを起こしたとのことで、ショットガンのバックステップがこんな状態に、、、、。
ステップ以外の損傷は無く、ぎらぎらさんは腰を痛めたようだが、スピードが出ていなかったので大事には至らなかった。
曲がったステップは、その関係は間違いなく家族以上の絆で結ばれた、タカ&テツが絶妙なコンビネーションと話芸で、ほぼ元通りの状態に修正するのだった。
この間にトランポに積載されたU代さんがイエローの失火原因を特定する。
この後は奥入瀬渓流となるが数年前に走った時とは様子が違い、車と観光客が非常に多かった。
それでも奥入瀬渓流は美しく、薄暗い林道に柔らかな木漏れ日が落ちなんとも心地よい。
いい場所を求めて走っているうちに結局写真を撮り忘れてしまった。
町中に入ると突き刺す様な夏の日差しが戻ってくる。
3区チェックポイントにて、
奥入瀬の混雑も影響しただろうが、バイクが3台にトランポがなかなか到着しない。
しばらくするとS藤さんのドカティモンツァが接触事故を起こしたとの連絡が入り、他の競技者はレスキューにあたっていた模様。
幸い怪我はたいした事が無いようだが、バイクは走行不能の状態でトランポに積載された。
アクシデントにはほぼ無縁で常に上位に食い込むS藤氏のアクシデント、ラリーは本当に何が起きるかわからない。
4区が終了し昼食場所で漸く全員が合流する。
モンツァはクラッチレバー折れにライトケース破損。
タンクも凹んだが、エンジンは掛かりそうな状況。
S藤さんは擦り傷程度ですんだが、ジーパンもヘルメットもあちこち傷がついていた、とりあえず一服。
満身創痍のモンツアは宿に戻る迄補修が出来ないので午後の競技をリタイヤ、さらにぎらぎらさんの腰痛が悪化しリタイヤ。
3日目は午前中から波乱の展開となった。
アクシデントはまだ続く、午後の競技が始まって5区。
チェックポイント数キロ手前で、キングオブキングのイエローデスモがスローダウン。
クラッチアームの溶接部分が金属疲労で折れて、シフトが出来なくなった模様。
スローダウンした場所から、約5?6キロを4速に入ったままやっとの思いでチェックポイントに到着、流石にリタイヤかと思われたのだが、、、。
なんとチェックポイント目の前が自動車工場で、折れたクラッチアームをすぐさま溶接。
僅か数分遅れで競技に復活したのである。
過去にもマフラーのステー折れで同じ様な事があったそうだが、凄まじい強運の持ち主である、忘れられない印象的な出来事になった。
宿について直ちにモンツアの修復が始まる。
バイクのオーナーが頼む訳でもなく、誰とも無く自分のバイクの事の様に修復にとりかかる。
この団結心こそ、グルッポRSらしい。
手持ちの材料で着々と、モンツアは修復されていった。
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