RALLY U-125 2020

10月3日、最低限のコロナ対策を行って

恒例となる人気イベント市区町村ナンバーツーリング「RALLY U125」が開催されました。

クローズドイベントとなるこの企画は、8月中に参加者の募集が行われ走行ルートの発表が行われるもの。

まだまだ終わりが見えないコロナ渦にも拘らず、最終締め切り時点での参加表明は35名!

相変わらずの市区町村ナンバーツーリングの人気と、コロナ渦により行動を制限された生活を送る事への反動も参加者増加の要因となったのでしょう。

久々のラリー、レポーターも気分が高揚して、前日は早々に床に就いたものの寝付けず、

結局午前2時30分に起床、準備をして出発。

まだ眠りの中にある市街地を抜けて、下道をゆっくりクラブハウスへと向かいました。

やっと購入したトランポのありがたみを感じながら、今日のツーリングへ思いを馳せます。

すっかりベスパ乗りになったと言われる様になりましたが、今回出走のベスパは昨年のシングルドカティラリー以来、初の本格的なツーリングデビューです。

ある程度険しいコースがあるので、果たしてどんな走りをするのか楽しみでもあり、持病の2、3速のギア抜けに注意しなければなぁとあれこれ考えていると、空が次第に白み始めました。

7:30クラブハウス到着。

流石に一番乗りでしたが、間もなくして、やっぱり眠れなかった方たちがクラブハウスにやってきます。

今回最終的に参加したのは33名。

例年は1泊以上で行われていた市区町村ラリーですが、今回は日帰りで行われたことで若干敷居が下がり、気軽に参加できる雰囲気の為、色々な種類のバイクが参加しました。

 

数年前HONDA CBX125のオーナーズミーティングの様になった時代が懐かしいです。

グルッポではHONDA CBX125が参加レギュレーションにも、パフォーマンス的にも丁度良い存在でしたが、この数年で原付バイクの市場が活発になりチョイスの幅が広がりました。

ハウス内では受付が行われ、参加賞とバーコードが配布されます。

ミーティングでは競技方法の確認、さらにタイム計測用の機械の操作方法などが説明されました。

さらに今回はコロナ対策の為に競技区間中に昼食の時間を設けるという新しい試みが行われ、第2区において昼食を食べる場所が競技者に任されました。

コンビニ等で昼食を済ませる事を想定し、レジ袋を購入せずとも商品を持参できる様にと、今回の参加賞として「サコッシュ」を選んだとの事、主催者の粋な計らいです。

さて、グルッポファンの方には今更説明の必要はありませんが、

この競技は速さを競うものでは無く、先行オフィシャルが競技区間をどれくらいの時間で走行したか推理し、競技者はその走行時間に如何に寄せていくかというもので、早すぎても遅すぎてもダメ。

ペナルティが課されるために、勝つためには結構真剣に走る必要があります。

遊びではありますが、遊びだからこそ真剣になれるもので、通常のツーリングとは違うエキサイティングでスリリングな内容となっており、こんな遊びを何十年も続けているツーリングクラブは恐らくグルッポRS以外にありません。

今回はクラブハウスを出発して、ひたすら南下、そしてクラブハウスへと戻る約200キロの道のりを5区間に分けて競技が行われます。

先行オフィシャルが3名、リアオフィシャルが2名、その他は競技者となるため、

上位となるのは相当な競争率となります。

先行オフィシャルはこの3台。

午前9時、先行オフィシャルがスタートしていよいよ競技が開始です。

第1区はクラブハウスを出発して約44キロ南下

第1チェックポイントにて、競技者がタイムチェックを受けている模様。

第2区区間は茂原市内から大多喜を抜けて海岸線へ一区と同じ距離となりますが、この区間は競技区間内に昼食を取る必要があります。

その為に加算される時間は30分。

先行オフィシャルがスタートします。

さて競技区間内の昼食タイム、コンビニで済ませるのが時間のコントロールには良さそうですが、折角なので地元の名物が食べたいところ、途中通過する大多喜駅に釜飯弁当があるとの情報を得て、今回50cc!のカブで参加したS藤さんと釜飯弁当を求めて大多喜駅でストップ。

結果的には釜飯弁当は大多喜駅では販売されておりませんでした!!

釜飯は隣駅との事、ゆっくりもしていられないので釜飯は諦めて先を急ぐことに。

海に出て第二チェックポイントがぼちぼち近づいたところにあるコンビニで昼食タイムを取る仲間たちを横目に、海のそばで何故か中華料理店へ。

結構のんびり走ったので、15分くらいで出発しないとやばいかもね~とS藤さんと話しながら、チャーハンを食べました。

美味かった!

店から出ると前の道路を仲間達が走っていきます。

大体同じくらいの予想を立てて走っているなぁと思いながらも、ちょっと早いんじゃないかい~とS藤さんと話しながら競技へ戻ります。

さてこの時間調整が、吉と出るか凶と出るか、、、、。

2区間終わってリタイア車が2台。

真っ黒な40周年記念車が、ちょっとオーバーヒート気味との事でトランポへと積載されました。

もう一台はグルッポの市区町村に出るために購入したという、スズキハスラー90

コツコツ部品を集めてこの日に挑んだそうですが、まだちょっと手を入れる必要がありそうです。グリーンの塗装がとても奇麗なバイク。

この時代のバイクは見ていて飽きません。

今回はグルッポの拠点で開催ということもあり、T橋さんがトランポの運転で参加してくれました。

ありがとうございます!

そして午後の3区は誰もがSSである事を疑わない、この3台。

三区から折り返してクラブハウスに戻るルートになります。さて3台はどれくらいのペースで走るでしょうか?

主催者いわく、この3区のメンバーは“狙い”だそうです。

小さいバイクを目一杯回して走る、これがなかなか面白い!!

この区間は山あり谷ありでなかなか走りがいのあるコースでした、夢中になって走るため、燃費の悪いベスパは携行缶必須です、

しかし今回は10リッター入る携行缶に半分しかガソリンを入れてこず、

4区目から先のスタンドが営業しているかどうか怪しいとの事で、

3区のポイントから少し離れた場所でガソリン給油をすることにしました。

それにしても久々の競技で3区間、100キロほど走り終え、既にクタクタです。

今年は何十年というグルッポの歴史の中で、初めて夏のスーパーラウンドラリーが中止になりましたが、毎年夏にこれの何倍も走ってるのかと思うと、来年走り切れるかどうかちょっと心配になります。

4区は途中から市街地になり、ラリーの終わりが近づいてることを感じます。

皆さん安全運転で、大きなトラブルもなく競技は順調に進行していきました。

4区チェックポイントにて

オフィシャルが出発し、いよいよ最終区の開始です。楽しい時間はあっという間ですね。

ハウスまでの道のりをのんびり走りました。

皆さんお疲れさまでした!

ハウス内ではタイムの集計が行われています。

結果発表が行われ上位者に表彰が行われました。

結果発表は大盛り上がり。

5区間のうち2区間でS藤さんが区間賞ゲットするなど、相変わらずの強さを見せますが、

今回はポイントではなく5区間の走行時間がオフィシャルに近い人から順位が決まります。

そして上位3名は、、、、

3位T島さん

2位ヨネシンさん

優勝

参加の皆様お疲れさまでした!!