年2回開催、2019年秋に行われた市区町村ナンバーラリーの模様です。
秋は1泊2日の日程で行われ、今回は千葉県の房総半島を舞台に開催されました。
毎回人気で多くの原付が出走する市区町村ラリー、今回も22名が参加です!
125ccまでのナンバーがついていれば車種、年式を問わず、気楽に参加できるのも人気の要因でしょう。
ただし一泊はトランポの伴走がありません、バイクが止まったらそこでおしまい!ほどよい緊張感もありながら、
今回の走行距離は約190キロ、それを6区間に分けてのラリー競技。
レポーターはお馴染み銀色のベスパP125で参戦です。
2018年に入手してから今回で4回目となるベスパでのラリー参加、乗り始めてから距離計は5000キロほどをプラスして、ベスパの扱いももう完璧。
ヤフオクでゲットした、ジャーマニー製のガソリン携行缶をリアラックに装備して、いざ集合地点へと向かいます。
長い間連れ添った相棒のごとく何の不安を感じることなく、快調に目的地へ。
ところがクラブハウスまであとわずかという所で突然ガス欠の様な症状が、、。
慌ててコックをリザーブに回したけれど間に合わず、エンジンストップ。
路肩に止めてキックしますがなかなかエンジンがかかりません、嫌な感じです、、。
こういう時は落ち着いてプラグ交換。
新品のプラグに交換すると呆気なくエンジンが始動しました。
気を取り直して集合地点まで向かいます。
結局、集合時間を5分ほどオーバーして皆さんと合流。
参加バイクをざっと見まわして、、、、
やっぱり私のバイクが一番非力なようです。
もはやバイクのスペックなど気にする事ではなく、今回もこのプアなバイクでいっちょやってやるかなと競技へ臨みます。
今回は最新式のベスパも参加です、ところでこれは誰のベスパ???
午前中の競技区間は約102キロ
クラブハウスをスタートして市町村道をひたすら南下です。
定刻となり競技がスタート。
先行オフィシャルはこの2台。
第一区は25キロ、オフィシャルはどれくらいのペースで走るのでしょうか??
オフィシャルがスタートしてから15分後、競技者が一斉にスタートです。
私のベスパはスタートして間もなく、ガソリンコックをリザーブにしたばかりなのに、またしてもガス欠の様な症状が出始めました。
おかしいなぁと思いながらもスタート地点からわずか7キロ、給油所があったので携行缶のガソリンを使わず給油。
ガソリン満タンにして、さてスタート!
またしてもエンジンがかかりません。
やっとのことで始動するも、しばらく走るとエンスト。
ふたたび走りだすも今度は緩い上り坂を登り切れずエンストです。
さて参りました、どうしようかと陰鬱な気分になりながら出来ることは可能な限り試します。
サイドカバーを外してプラグのチェック、特に変化はありませんがもう一本の予備と交換。
何事もなかったかのようにあっさりエンジンはかかります。
その後はなんとか癖を掴んで、ボコボコし始める前にアクセル緩めて、回転上がり始めたらまたアクセルあおってなんて事をやりながらなんとかチェックポイントに到着しました。
しょっぱなから大きな出遅れです。
第一チェックポイントにて
最新式もあり、
古いのもありますが、このカブは正にスーパーカブ!速いです!
CBXからCBへ、年式を近づけた、進化?退化? 似合ってます!!
この日は絶好のツーリング日和で、夏以来のまとまった距離を走る競技ともあって、テンションも上がったのでしょう。
若干数名がチェックポイントをスルーして走り去っていったとの事。
聞けばこの季節にタンクトップで、さらに黒い小さなバイクだったそう、、、。
毎回、何かしらこんな事があります、最高です!
「次のチェックポイントで待ってるんじゃないの?」などと談笑しながら、のんびりとした感じが市区町村ナンバーラリーの良いところ。
レポーターのベスパは時々愚図るものの、乗り手がだんだんコツをつかみその後は特に問題なく、順調に歩を進めていきます。
3区オフィシャルがスタート リアオフィシャルがタイムカウントを行います。
清澄養老ラインをひたすら南下国道128号を右折してしばらく走ると、左手に海が見えてきます。
最高です!海を見ながらの走行はやっぱり良いです。
鴨川市街を抜けて江見海水浴場の近く、2区から33キロ移動してカネシチ水産に到着しました。
そして昼食はやっぱり海の幸!!
新鮮な刺身定食、さらにご飯が美味しくて、あっという間に平らげお替りしました。
カネシチを後にして午後の競技がスタート。
午後のコースはこんな感じです。
4区46キロ。
今回最も長い区間となりました。
本来この区間が先行オフィシャルとしての走行だったのですが、バイクの調子がイマイチなので、6区のオフィシャルと交代です。
ここで私は携行缶のガソリンで給油を行いました。
何とか走ってますが、コンディションは相変わらずイマイチ。
5区は最も短い15キロ、大山千枚田まで。
短距離はSSになる事間違い無いですが、さらにこの区間の先行オフィシャルはこの2台!
区間距離が短いこともあって、競技者はほぼ同着でゴールしてきます。
バーコードリーダーのチェック待ちをする競技者たち、さてこの区間誰が一番??
そして最終区は先行オフィシャルで出走し、ゴールの宿まで
皆さんも無事ゴールです。
新型のベスパは、旅がらSさんのベスパでした!似合わない?と、一部で好評の様でした。
一台逆に走っていく!と思ったら、途中でタンクバックをなくしたとの事、急いで探しに出発です!
後続のバイクが拾っており、バックは無事に持ち主の元へ戻ってまいりました。
2019年秋の市区町村ラリー、結果はご覧の通り。
優勝 モンキー125
2日目の朝、参加賞を身につけて記念撮影。
優勝バイクも一緒に、、、、。
この後は2日目のツーリングコースを走行して解散となりますが、
レポーターはここで本隊と離れ帰宅の途に。
天気予報ではお昼頃から雨との事、先を急ぎますが、予報よりも早く雨がパラつき始めます。
そして、懸念していた事態が、、、。
暫く順調に走行していたのですが、例のガス欠の様な症状が顕著になり、
騙し騙しのアクセルワークがいよいよ通用しなくなります。
途中でエンストするたびに気休めのプラグ交換などをしますが、まるで変化がないので、諦めて最終手段となるコイルの交換をしてみます。
これで変化がないようなら万事休すです。
コイルを交換してエンジン始動、なんとなく調子が良くなった気が!!と喜ぶもつかの間、これは本格的に厄介なやつだなと諦めることに。
それでも家まで帰る必要があるし、まだ何とか走るうちは少しでも前に進むしかありません。
力技と気合いでアクセルバンバンに煽りながらとにかく進む事にします。
雨は途中から土砂降りに変わり、雨具を身につけるために止まるのも嫌だったのですが、寒いし冷たいしで雨具を装着。
それからどうやって帰ったかほとんど覚えてないですが、6時間ほどかかって自宅に到着しました。
後日このトラブルの原因は、点火プレートを止めているスピルが割れていたために起こったものと判明。
スピルを新しいものに交換したら、呆気なく調子を取り戻したのでした。
コメント