2021Super Round Rally vol3

3日目。

2日間の意外な結果に目覚めも最高!

朝から橋を渡り、辺りを散策したりしてつかの間の観光を楽しんだ。

いつもと違う晴れやかな気分で迎えた朝だったが、私の目標は完走から優勝へと変わり、経験したことの無い新たな緊張を感じた。

景色が素晴らしいので皆さん愛車の記念撮影など、、、。

この素晴らしいカスタム、元のバイクが何だかわかりますか?

素材を生かすも殺すもセンスが全て。神は細部に宿るって言葉がありますよね、このバイクはそんな言葉がぴったりな一台。

早朝ののんびりタイムはあっという間に過ぎ、いよいよ始まる競技3日目、この日私は午前中トランポ当番になっていた。

午後までは、バイクも自分も少し競技を休むことができる。

競技は午前8時に開始

競技者のスタートを見送り、トランポで後へと続く。

宿を出てつがる市内を北上、県道12号鯵ヶ沢蟹田線を北上し十三湖へそのまま北上し左手に日本海を見ながらひたすら北上。

国道339号は途中から右手に折れ、そのまま山間部へ

暫くくねくねと登りが続いて頂上へ。

見下ろすと、上がってきた峠道が一望できるようになっている。

ここも素晴らしい景色だった。次回来た時は下から上がってくる競技者たちを撮りたい。

そしてスタートから77キロ移動して1区ポイントとなる竜飛崎展望台に到着

展望台からの眺めは素晴らしいの一言、ここに来たのは2度目だろうか?

展望台下には有名な車が走る事の出来ない国道339号、階段国道がある。

ここで2日間競技に参加したIさんが離脱、大間を経由して夏休みを満喫するとのことだ。

2区先行オフィシャル 参加中一番古いドカと一番排気量の小さいヤマハ

2区はお馴染みの通行止めがあり、競技が中断。

ボチボチ発生するマイナートラブル。ドカシングルはその振動の凄さから必ず一回は誰もが経験するミラーステー折れ。

中断個所から競技が再開した。

良い道がひたすら続く、、、、。

3区 52キロを走り終えて青森県黒石市内で昼食

昼食後競技に復活する。

4区45キロ

さーてどんなペースで走ろうか??

押し掛けも完全にマスターしたが、ここから安パイを取り、ウタさんが持参してくださったキックレバーを使わせていただくことにした。

市内をぐるりと抜けて国道102号から国道394号経由十和田湖方面へ、ラリーが始まってからずっと晴天が続いたが、向かう先の空模様は怪しげだ。

昔は雨の中を走るのはホントに嫌だったが、今は真冬や夜でない限り、雨の中なりの走る楽しさを見つけたので苦にならなくなった。

4区ポイントにて

ここから先は奥入瀬渓流を見ながらの走行、この道も景色が良いので走っていて楽しい道だが、数年前は観光客とバスで大渋滞だった記憶がある。

さらにS藤さんのドカティモンッアが、ほとんど当て逃げに近い状況で事故を起こされ、幸いなことに本人も大した怪我はなかったので、壊れたバイクを皆で直したりと、まぁ色々な事があったなぁ、、、。

この4区の記憶があまり無いのだが、数名?がポイントを見逃して未着だった様な気がする。5区の先行オフィシャルがスタートして、競技が始まった。

5区 56キロ

今年は流石に観光客もまばらで、人もバスも少なく快適に走ることが出来た。

それにしてもなかなか雨は降り出さなかった、だが路面は結構濡れている、、、どうも一雨来た後の様だった。

これはもしかすると、先行オフィシャルが走行していた時は結構な雨が降っていたのではなかろうか?

ということは、先行オフィシャルは雨具を着るためにしばらく停車したのではないだろうか?

そうすると今のペースでは早すぎるな、などと先行オフィシャルの行動を予測し徐々にペースを落としていくことにした。道が良いので自然にペースが上がってしまうのだ。

僅かに後をジョージアさんのCB125が走っていてその後に4,5台の競技者が走っていたのではないかと思う。

結局奥入瀬を抜けた後も雲行きは怪しかったが、我々競技者はほとんど雨に当たることはなかった。

先行オフィシャルが誰だったかを考えた時に、絶対何かをやるであろう(企てるであろう)メンバーだったので、間違いなくペースを落とす必要があったのだ。

なにかを企てるであろう、この区間のオフィシャルメンバー↑

県道21号田子十和田湖線を走行中ガス欠の症状が出始めたのでコックをリザーブへ。

そして思ったほどペースが落とせないままポイントが近くなった辺り、県道21から国道104号「しらはぎライン」に突き当たる辺りで突然ベスパがエンストした。

その場所には待っていたかの様なタイミングでガソリンスタンドがあった。ガス欠じゃ仕方あるまいとそのまま惰性でガソリンスタンドへ突入、給油をした。

ところが、、、、5リットルで満タンになってしまった。ガス欠であれば7リットル入るはずなのだ。

嫌な予感がしたが、エンジンは一発でかかったのでとりあえずポイントへ、

結果を先に言うとこの区間、私はオフィシャルタイムより1分47秒早く到着しての区間賞だった。先行オフィシャルは奥入瀬で雨に遭い、雨具を着るために暫くバイクを停めていたのだ。

本日最終区の6区 59キロ

さて給油時の嫌な予感も的中しこの区間で私のベスパは完全にストップ。

いつも通りトランポに乗る羽目になるのだった。

原因はなんとなくわかっているし、修理するための部品も持ってきてはいるが、

なにせベスパに関してはまだまだビギナーなので、果たして部品交換で直れば良いのだが、

悶々としながら、到着時になかなか気を注意が必要な宿として、我々ラリー参加者にとっては有名な七時雨山荘に到着した。

到着時に何に注意するのか?路面の砂利である。

到着して砂利で転倒した人が数名おり、そのうち1名は2度ここに来て2度とも転んだとか、、、、。幸い今回は誰も転倒しなかった。

私はトランポだったので件の心配は無用だったが、バイクを降ろして直ちに原因個所の部品を交換。

何事もなかったかのようにエンジンがかかったので、ほっと一安心、原因はコイルのパンクだった。

さて3日目の結果になるが、

6区リタイアにより私が走ったのは僅かに2区間、それでも5区は区間賞、そして4区は3位だった。

この日はドカティモンッアで参加のS藤さんがマイヨジョーヌ、2番手にシルバーショットガンTさん、3番手がギラギラさんと続いた。

4番手は初参加のIさん、3区間しか走っていないのに31ポイントと大健闘だった。

私は結局6位に終わったが、トータルでの順位、暫定1位は変わらず105ポイント。

2位はイエローデスもギラギラさん、3位はCB125JXジョージアさんと続き、

2日間の結果を踏まえて走行したベテラン勢がじわじわとポイントを詰めてきた。 4日目の結果でまだまだどうなるかわからない状況となった。

4日目へ続く