七時雨山荘からうぶかの郷まで6区間。364日間楽しみに準備して迎えた夢の様な6日間も最終コーナーを回ってきた感じです。気持ちのいい朝はだべってたり、バイクの点検や写真を撮って1区のスタートを待ちます。
走って、食べて、走って、走って、寝て、走る。今年は「呑んで、」がありませんでしたが、この6日間ってなんて楽しいんでしょう。
最終日は南下するにつれ、気温も高くなってくる気がします。
優勝の可能性がない競技者は、「来年はどのバイクで行くかな~」とか「やっぱり着替えは区間賞がもらえるからいらないな、、」「次回はどっち方面に走るんだろう」などと考えながら、今年のスーパーが終わってしまう寂しさをかみしめているんだと思います。
12時間以上かけてCB125Rを取りに行ったことが遥か遠い出来事だったかの様に感じます。
と感傷に浸ってる暇もなく、ベスパをトランポに積んだり、さらにもう一台「エンジン停止」の連絡を受けるもどこにいるか分からない。 目印を電話で伝えてもらってもこちらが良くわからない。「白いでっかい観音様みましたか?」「まわりに何か見えますか?」などなど。
イレギュラーがなくても昼と晩にトランポ各一台でバイクの積み替えがあるのでその都度、荷物を出してラダーを引いて出して入れてタイダウン。バイクを車に積むなんて私にとっては大イベントなのですがスーパーラウンドツーリングでのバイク入れ替えの早い事。誰かが入れ替えを始めるとわらわらと人が集まって来てあっという間に終わらしてしまいます。助け合いとかチームワーク、、、と言うよりスーパーラウンドツーリングの進行に不可欠な行動といった所です。
最終ポイント地点。各車、走り切ってゴールしてきます。
参加するか、参加可能なのか考えて、参加することが決まった後も色々考えて、スタート前は希望(もしかして俺が優勝しちゃう?)でいっぱい。スタートしたら初日にバイクが壊れ、絶望するもバイクを交換する事で競技に復活! それ以上の奇跡は起こらず区間賞は1回。でも竜飛岬も行けたし、毎日バイクの話とバイクの話、ラウンドツーリングを連日参加している感じで楽しい事この上なし。 それが今日で終わってしまう。
兎にも角にも競技は終了。計算係は集計にとりかかり、競技者は風呂に入って発表を待ちます。
(表彰は後編につづく)